なれるSE 13巻

久しぶりに読書をしました。

読んだ本は、「なれるSE 13巻」です。

このシリーズだけは全巻揃えようと思っていて、継続して購入しています。

今回の巻では、事前にレビューを少し見てしまったのですが、立華(漢字あってる?)の出番があまりないというのは知っていたのですが、確かにその通りでした。桜坂の独壇場のような感じでしたね。

要所ではしっかり登場していましたけれどね。

今回のテーマは新人教育。ゆとり世代の問題児が入社してくるわけで、レビューを見ていると、桜坂目線で共感するものが多いように思いますが、私はどちらかというと、新入社員側の方に共感したところがありました。

今思うと、会社でそれなりの期間勤めましたが、まだまだ未熟だったのだなあと思います。会社の教育方針が割と、社員を大事に大事に育てようというところがあって(会社というより、部署かもしれませんが)、例えば、お客様先に出すのはしっかり社内で教育を済ませて力をつけてからにしようというような風潮がありました。

これに反対して、どんどん客先に出すべきだとおっしゃっている方もいて、私はその方にはよく、外に連れ出していただいていました。

仕事に対してプライドを持って働けていたか。そうでもなかったかもしれない。
やりたい仕事だろうと、そうでなかろうと、ひとたびその会社に就職したからには、プロとしてプライドを持って仕事をしなければならないと思いますが、自分にはそれが足りていなかったかもしれないなと今は思います。

思考停止になったら負けですね。最後、私は作業をこなすだけのマシーンのように化していましたが、考えることから逃げてしまっていたのかもしれません。

最大限まで働いているのだから、どんな結果になっても仕方ないだろうと思っていました。

でも、結果を出す方法を、限られたリソースで求めていく姿勢というのは、絶対に失ってはいけないものでした。この辺の意識は、自分がしっかり持っていないとすぐに忘れてしまうんですよね。

自分の忘れっぽさには本当に驚きます。

今はまだ、この先の道は模索中ですが、自分で迷いなく、自信とプライドを持って歩める道を進みたいと思いっています。